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肉刺しについての当社の取組みについて

昨今、大問題になってるフーズフォーラス社のユッケ事件以降、当社店舗にもお客様より、お問い合わせがありました。

そこで、当社のこれまでの取組みと今後についての考えを述べたいと思います。


まず、今回問題になってる牛ユッケは当社の店舗は商品にしてませんが、れば刺しを始めとした内臓刺しを商品にしており、特に日之出屋、ナベケン等では人気メニューとして、お客様の高い支持を受けております。これは朝採れといって、当日屠蓄した内臓を仕入れし、その日の内に提供してます。もし、売れ残りがあった場合は翌日には回さず、焼きなどの加工に使用しております。


当社は現在、2社の業者さんと取引をしており、トリミング、鮮度の確認、そして保存と店側、業者側、共に万全の確認をしながら提供をさせていただいており、ここには絶対の自信をもっております。


しかし、今回は業者さんとの協議のうえ、しばらく商品の提供を見合わせることにしました。


ひとつめの理由としては、肉刺し、内臓刺し自体が現状において、消費者の皆さまが口にするには不安に思われることが多いだろうということ。

ふたつめの理由は今回の報道により、飲食店、仕入れ業者、行政とのトライアングルの構造に対して、消費者の皆さまが不信に思われてるであろうということです。


行政サイドが肉刺しを出すのは原則的に好ましくないという見解を出しながら、トリミングなどの処理がなされればいいのかというと、良いといえば良いけど、微妙といえば微妙というようなグレーさと現行ルールの矛盾点に疑問を持つ方がいて、当然だと思っております。


しかしながら、肉刺し自体が全国的に食文化として、成立されてる状況を見れば、なくなることもないのです。今後は明確なガイドラインができるはずです。


当社としては、それまでの間、れば刺しであれば表面に火を通して、ればてきにして出すとか、何らかの加工、処理をしてお客様に提供させていただくことになります。



当社も小さいながらも企業である以上、お客様が少しでも不安要素に思われてるであろう商品を出すのは現状、好ましくはないという見解です。


生刺しファンの皆さまには大変、ご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解とご支援をいただければありがたいです。


幸い、当社には腕の良い職人がそろっており、少しでも生に近い食感で召しあがれる料理を提供できると思っております。今回の事件を他人事と思わず、自分達のごとき事と捉え、これまで以上に衛生管理に一層の注意をはらい、おいしい料理を提供していく所存ですので、応援をよろしくお願い申し上げます。


                            ㈱スタイルスヴォイスプロダクト
                            代表取締役社長
                            佐々木浩史

by styles-v | 2011-05-13 14:25 | 佐々木ブログ

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